
1.はじめに
補助金の申請をしても、必ず採択されるわけではありません。
審査では複数の項目がチェックされ、総合的に評価されて採否が決まります。
ここでは 「審査項目」と「採択されるためのポイント」 を整理します。
2.主な審査項目
公募要領で示されている審査基準は、大きく次の4つです。
- 新規性・市場性
- 自社にとって新しい事業か
- 新しい市場・顧客を獲得できる可能性があるか
- 実現可能性
- 事業計画に裏付けがあるか
- 技術力・人材・資金調達の見通しがあるか
- 収益性・成長性
- 新事業で十分な売上・利益が見込めるか
- 付加価値額の成長率要件を達成できるか
- 波及効果・政策適合性
- 地域経済や雇用への貢献度があるか
- 国の成長戦略や政策目標(DX、GX、人材育成など)に合致しているか
3.採択されるためのポイント
- 数字で示す
単なる意欲やアイデアではなく、売上高・利益・雇用数などの根拠を示すことが重要です。 - 自社の強みを活かす
なぜ自社がこの新事業を成功させられるのかを説明できると説得力が増します。 - リスク対策を盛り込む
設備投資や新市場参入にはリスクがつきもの。代替案やリスクヘッジ策を明記すると安心感があります。 - 社会的効果をアピール
賃上げ、地域雇用、カーボンニュートラルなど、政策的な意義とつなげることも評価ポイントです。
4.よくある不採択理由
- 「既存事業の延長」と判断され、新規性が弱い
- 数字が曖昧で、売上計画に根拠がない
- 計画が抽象的で、実現可能性に疑問がある
- 補助金に依存している印象が強い
👉 採択される計画は、「補助金がなくてもやるつもりだった挑戦を、補助金で加速させる」というスタンスが理想です。
5.まとめ
審査のチェックポイントは、
- 新規性・市場性
- 実現可能性
- 成長性・収益性
- 社会的効果・政策適合性
この4つをバランスよく満たすことが、採択のカギとなります。
次回は、「実際に活用するための戦略(事業計画づくりのコツ)」 を解説します。