
1.はじめに
補助金を申請する際に大切なのは「全体の流れを把握すること」です。
特に補助金は、申請してすぐにお金が出るわけではなく、複数のステップを経て初めて交付されます。
ここでは 「中小企業新事業進出促進補助金」申請から交付までの流れ を整理します。
2.申請から交付までのステップ
補助金の手続きは、おおまかに 11段階 に分かれています。
- 公募開始
公募期間中に募集要項を確認し、申請準備を始めます。 - 申請(電子申請)
GビズIDを使って電子申請システムから応募します。 - 採択通知
書類審査を経て、採択・不採択が決定されます。 - 交付申請
採択された後、実際に補助金交付を受けるための申請を行います。 - 交付決定
補助金の対象経費が精査され、交付金額が正式に決まります。 - 補助事業実施(最大14か月)
事業を進めながら、進捗状況を報告します。 - 実績報告
事業終了後、かかった経費や成果を報告します。 - 確定検査
提出書類をもとに補助金額が最終確定します。 - 補助金請求
確定した額を請求します。 - 補助金の支払
補助金が事業者の口座に振り込まれます。 - 事業計画期間中の報告(5年間)
補助事業が終わった後も、成果や賃上げの実施状況について毎年報告が必要です。
3.ポイントとなる注意点
- 採択=交付決定ではない
採択されても、全額がそのまま補助されるとは限りません。対象外経費は削られます。 - 補助金は後払い
事業費用は一旦事業者が立て替え、事後精算で補助金が支払われます。 - 長期のフォローアップあり
補助金を受けたら終わりではなく、最大5年間の報告義務があります。
4.まとめ
補助金の流れは、
申請 → 採択 → 交付決定 → 事業実施 → 実績報告 → 補助金支給 → アフターフォロー
という長いプロセスを経て進みます。
資金調達の計画を立てる際には、補助金が「後払い」であること、また「交付決定額が減額される可能性があること」を必ず念頭に置いてください。
次回は、「申請に必要な要件(新規性・市場性など)」 を解説します。